日本の城  日本の城
日本の城を写真にて攻め撮るのでござる。おかしな物語と共にいざゆかん戦国無双の城撮り名人の道!
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義左衛門
 「無事に岡山城も接収できましたな。ここからは大工事にござりまするぞ。我等の拠点にふさわしい城を築くのです。」


章之進
 「おお、とうとう天守閣付きの城に住めるのですね。なんだか嬉しくなってきちゃいますね。」


彦右衛門
 「うむ、突貫工事で仕上げてしまおう。」


義左衛門
 「まずは本丸の位置を、今の石山から東の岡山に移しましょう。岡山は少し低い丘なれば、やや防御に難があります。そこで周りの土を掘って盛り土をしましょう。掘った後には旭川の流れを変えて水を引き込むのです。」


幸之助
 「城下町の整備も急ぐダニ。福岡の商人共を岡山に移すダニ。ついでに、北の半田山の麓にある山陽道を城下に付け替えるダニ。そうすれば、勝手に人が流れて来て繁栄は間違いないダニ。」


 こうして、なけなしの軍資金を遣って、ものごっつい借金も抱えての一大事業が始まった。


義左衛門
 「いやぁ、さすがに金を使い過ぎましたのう、わっはっは!」


彦右衛門
 「もうこうなりゃヤケじゃのう、城を攻め撮ればこれくらいの借金なんてすぐに返る返る!ちょっとの借金は自分が困るが、大借金は貸した商人共が困るだけじゃ、わっはっは!」


章之進
 「そうですな、こうなったら否が応でも彦右衛門様に協力せざるを得ないでしょう。」


義左衛門
 「俊丸の働きが大きかったですのう。商人共に話をつけてくれましたからのう。」


俊丸
 「大きくなった軍事力を背景にちょっと脅しただけデブ。これで彦右衛門様の城撮りが失敗したら、商人仲間から袋叩きの目にあうデブ!絶対に各地の城撮りを成功させねばならんデブ。」


幸之助
 「お主も苦労しておるんダニ。ともかく、さっさと完成させるダニ。」


 突貫工事のお陰もあって、遂に岡山城完成!


彦右衛門
 「にゃはは!出来た出来た!こりゃ気持ちええのう。これは自慢せねばのう!」


章之進
 「早速、見て回りましょうぞ!」


石山門跡 空襲で赤く焼けただれている

石山門跡


彦右衛門
 「二の丸への入り口にあたる石山門じゃ。ここが二の丸外郭と二の丸内屋敷との境目じゃ。藩主やその一族と家老など身分の高い武士との境じゃな。」


西の丸 西手櫓

西手櫓


彦右衛門
 「これは現存する遺構の1つじゃ。残念ながら外側にビルを建てよったので、美しい城外(西)からの眺めは見えなくなっておる。現代人めはろくでもないことをしよるわい。」


章之進
 「そういうあなたもバリバリの現代人なんすけど……。」


西からの眺めはこう見えていた

西手櫓 本来の姿



本丸大手口 奥が内下馬門跡

本丸大手門


彦右衛門
 「ここからが本丸じゃ。南側に大手口を設けたぞ。今までの山城とは規模が違うのだ!にゃははのは!」


 ゴツ!


彦右衛門
 「ぐわッ!いったぁーい!


章之進
 「彦右衛門様、反り返りすぎです!自慢もいいですが、後ろにも気をつけて下され!」


本丸大納戸櫓跡

大納戸櫓跡


彦右衛門
 「内下馬門を入ってすぐの本丸下の段じゃ。石垣の上が本丸中の段。ここの石垣の上の大納戸櫓は、沼城の本丸を移築してやったぞ!いわば天守閣が二つあるようなもんじゃな。」


本丸中の段に至る鉄門前の石段

鉄門前


彦右衛門
 「ここを左に上がれば鉄門に至る。写真の真正面の石垣の上に不明門(あかずのもん)があり、これが本丸本段への入り口となっておるぞ。正に鉄壁の守りじゃな。ふっふっふ。」


廊下門

廊下門


義左衛門
 「こちらは本丸中の段に北から入る道でござる。これは廊下門と申し、この門の上を通って天守閣のある本丸本段に行っていたのでござる。南側に不明門(あかずのもん)があるのですが、ここは名前の通りほとんど閉じられたままであったのですぞ。」


中の段の北西にある月見櫓

月見櫓


彦右衛門
 「これが本丸内に現存する唯一の建造物、月見櫓じゃ。中の段には、月見櫓の他にも、廊下門の北西に小納戸櫓、月見櫓の南西に数寄方櫓、その南に伊部櫓、大納戸櫓と多くの櫓があったのじゃ。」


章之進
 「あったのじゃって、現代にしれっと戻らないで下さいよ。我々、一生懸命造ったんですから!」


彦右衛門
 「おお、すまんすまん、そうであったな!」


不明門

不明門


彦右衛門
 「これが本丸中の段と本段の間にある不明門(あかずのもん)じゃ。通常は閉じられていたためについた名じゃな。本段と中の段の南側にあるぞ。」


章之進
 「使わないなら、造らせないで下さいよ!全く、これ1つ造るのにもえらい手間でっせ。」


彦右衛門
 「まあまあ、緊急の際の大軍の出し入れには、これくらいの門がないとのう。」

不明門を本段から望む

不明門 本丸側から



廊下門の東側から本段へ至る通路

西から塩櫓を望む


義左衛門
 「ここから通常は本段に入っておったのでござる。真正面に見えるのは、天守閣の横に付属している付櫓(塩蔵)にござる。」


六十一雁木と要害門

61雁木門


幸之助
 「本丸下の段の曲輪の北側から本丸本段に至る六十一雁木(ろくじゅういちがんぎ)と要害門ダニ。雁木というのは、石段のことダニ。でも六十一も石段はないんダニ。不思議ダニ!」

本段から要害門を見る

雁木門を南から


幸之助
 「これまた要害という割には簡素な門なんダニ。本丸の北側は旭川を付け替えて流したために、天然の防壁になっているダニ。だから、北側の守りはとても薄いんダニ。この城を落とすには、表にあたる南側に注意を向けさせ、北の旭川を渡河して攻めるのが良いかもしれんダニ。おっと、これはここだけの話ダニよ。」


本丸本段の狭間から鉄門前の石段を望む

本丸の狭間から鉄門前を見る


彦右衛門
 「ふふ、攻められてもここと不明門、鉄門の3方向から砲火を浴びせてやれるぞ。鉄門に取り付こうとすれば、正に袋のねずみじゃ。わははは!」


章之進
 「あのぅ、お言葉ですけど、ここまで攻められる事態になったら、我々もうアウトですよ……借金もメチャクチャあるし。」


岡山城天守閣 本丸本段から望む

天守閣を南から


彦右衛門
 「どうじゃ、外部3段5重、内部6階の天守閣じゃ。天守閣の横には付櫓(塩蔵)を付けたぞ。籠城用の糧食をここに蓄えておくのじゃ!いくらでも籠城して相手を疲弊させることができるぞ。」


章之進
 「だから、攻められたらもう終わりですってば!それより黒色が美しいですな。」


彦右衛門
 「であろう?その姿から烏城、金烏城などとも呼ばれておるのじゃ。」


義左衛門
 「金は、瓦の金箔から来ておるのでござるな。天守の土台となる石垣は初期の工法で野面石積みにて仕上げました故、形が不等辺五角形になってござりまする。それに合わせて、天守閣も心柱のない初期の望楼型を採用してござる。北側からの眺めは五角形の先端が出て、とても美しいものですぞ。」

天守閣を北東から望む

天守閣


彦右衛門
 「あの下から2段目のくねっと曲がった小さな屋根、あれが唐破風と呼ばれるもので、その下が不等辺五角形の先端部分じゃ。うーん、美しい!」


章之進
 「不等辺八角形の安土城天守をパクったんですよね。」


彦右衛門
 「パクったのではない。参考にしたのじゃ!どら、北からと北西からと東からも見ておくかのう。」

北から

天守閣 北から


北西から

天守閣 北西から


東から

天守閣 東から


彦右衛門
 「さて、天守閣に登って景色を見るかのう!」

天守から北を望む

本丸から北を望む


彦右衛門
 「絶景かな、絶景かな!」


義左衛門
 「ここで油を売ってるわけにはいきませんぞ!借金を返す為には、次々と攻め撮って領地を増やさねば!」


彦右衛門
 「おう、分かっておるぞ!次の目標に向かうのじゃ!」




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<岡山城接収>


 現在の本丸天守閣がある場所は岡山という丘でした。その西に、石山という小高い丘があり、その北西には天神山という丘もありました。


 この3つの丘をひっくるめて岡山と言っていたようで、昔の本丸は石山にあったのですがその頃から岡山城と呼ばれています。


 そこに、金光宗高という豪族が本拠を構えており、明禅寺合戦では戦の前に宇喜田方について重要な役割を果たし、宇喜田方の勝利に貢献しました。


 その後、宇喜多直家の将として岡山城に在城していましたが、直家に逆心を抱いているとの風聞がたちます。


 この金光宗高の家来に後藤某という侍がいました。かねて宇喜多直家とは昵懇の間柄で、よく沼城に招かれて直家の碁の相手もしていました。


 この後藤が罪を犯したことから、金光宗高は後藤を殺害します。元々、直家を嫌っていたからか、後藤と相性が悪かったのか、いずれにせよ勘にさわるところがあったのでしょう。しかし、これが直家の逆鱗に触れました。


 折悪しく逆心の風聞も出ていた為に、直家は元亀元年(1570)の夏、金光宗高を沼城に呼び寄せ切腹を命じました。


 金光宗高は必死に陳謝しますが聞き入れられず、切腹の座につくこととなりました。


 直家は、子供に所領は安堵するから、城を明け渡すように伝える旨の遺言状を書くことも要求しました。


 金光宗高は、抗することも出来ず、遺言状を書いて切腹しました。


 

 まんまと遺言状をせしめた直家は、直ちに腹心の戸川平右衛門(秀安)を向かわせ岡山城の接収をしようとしました。


 しかし、戸川の兵卒は60人程度だったので、金光勢が明け渡しを拒否すればどうしようもないと訴えました。


 その時、大剛の侍、馬場重介(職家)が進み出て、自分が城を受け取りそのまま守りを固めましょうと言いました(馬場重介については、砥石城を参照)。


 直家はこれを聞き、戸川と馬場の二人に任せることとし、二人は120人の兵卒を率いて城の接収にのぞみ、無事城を受け取って守りを固めました。


 ここに直家の飛躍と岡山の発展の舞台が整ったのです。




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日本の城を攻め撮れ!ー城撮り物語ー

章之進
 「彦右衛門様、明禅寺合戦大勝利の祝いにと、岡山城の金光宗高殿御家来、後藤と申す者がやってきておりますが。」


彦右衛門
 「うん、こちらへお通しして。」


章之進
 「ほーい。」





後藤
 「今度の戦勝、恐悦至極にござりまする。我が主、金光宗高もいたく喜びこれを献上するようにと、仰せつかりまかり越したるしだいにござりまする。」


彦右衛門
 「うむ、金光殿も大儀であった。献上品有り難くお受け致そう。」


章之進
 「では、下げておきますねぃ!何だろなぁ、ウフフ。」


彦右衛門
 「コラ!お前への献上品ちゃうよ!全く……。」


後藤
 「ん、あれに見えるは何でござりましょうや?」


彦右衛門
 「ん、おお、これなるはカラクリ電脳遊戯機でな、ほれこうして遊ぶのじゃ。」


 ピコピコピコ


後藤
 「おお、さてもさても面白きものにござりますな。」


彦右衛門
 「であろう。よろしければ、しばし我が相手にでもなってもらえるかな。」


後藤
 「もちろん、喜んで!」


 こうして二人はすっかり意気投合して、夜更かしをして遊びたおし、後藤は明け方帰っていった。


彦右衛門
 「じゃあねぃ、ごっちゃん!」


後藤
 「うん、彦やんも元気でね!また遊びに来るわ!」


 数日後、


俊丸
 「彦右衛門様、大変デブ!岡山城の金光宗高が、先般罷り越したる後藤殿を罪に問い、死罪を申し付けましたデブ!」


彦右衛門
 「な、なんと!ぬう、この前の戦でも三村勢の誘導はしたが、俊丸の報告では日和見を決め込む腹だったそうではないか。拙者と仲良うなった後藤殿を誅殺致せしは、この彦右衛門への当てつけに相違なし!」


義左衛門
 「確かに。しかし、これは岡山城を奪い取る絶好の口実を与えてくれたようなものにござる。まずは使者をお出しなされませ。そして、ここ沼城に金光めを呼び寄せるのです。」


彦右衛門
 「よし、使者を出して金光宗高を呼び寄せよ!」


 次の日、


金光宗高
 「急な用件でお呼びとお聞き致し、罷り越しましてござりまする。」


彦右衛門
 「おう、そのことよ。まずは後藤殿に死罪申し付けたる理由を釈明せい。」


金光宗高
 「は、彼の者が不忠を働いたからにござりまするが……。」


彦右衛門
 「その不忠というのは、儂と仲良く遊んだことをいうのかのう?」


金光宗高
 顔が青ざめつつ
 「いえ、滅相も無い。」


彦右衛門
 「それより、御主、明禅寺合戦の折には、日和見を決め込む腹だったようじゃのう。我が手の者から報告は受けておるわ。」


金光宗高
 汗をたらしながら
 「だ、誰がそのような埒もない噂を!」


彦右衛門
 「御主とは同盟を結んではおるが、表裏比興の振る舞いを致せし上は、今後信用して付き合うわけには参らぬ。よって、ここで自撮せよ。」


金光宗高
 「ええ~~~!勘弁して下され!」


彦右衛門
 「うんにゃ、勘弁ならん。ほれ、これが電脳写真機じゃ。さっさと自撮致せ。おっと、それから御主の家族はきちんと面倒を見よう程に、岡山城を明け渡すよう一筆書いてから自撮致せ!」


金光宗高
 (ぬう、それが目的だったか!さすが城撮り名人よのう。こうなったら、なんとしても岡山城に帰らねば!)
 「その前に、一旦岡山城に帰城致し、礼装相整えてから自撮致しとうござりまする。何とぞ、帰城をお許し下さりませ。」


義左衛門
 「では、先に城明け渡しの書状をしたためられよ。後日、気が変わられては面倒ゆえな。」


金光宗高
 (ほっ、これで帰れそうじゃぞ。書状での約束なぞどうにでもなるわ!)
 スラスラスラ
 「これでよろしゅうござるかな?」


義左衛門
 「ふん、よろしかろう。では、すぐに自撮致せ!」


金光宗高
 「ええー!話がちゃいますやん!」


義左衛門
 「往生際が悪いぞ!武士なら謀(はかりごと)がばれた以上、潔う致せ!それに、お前の考えなぞ顔に書いてあって丸わかりじゃ!」


金光宗高
 「う、嘘?」


義左衛門
 「鏡を見てみぃ!ほれ。」


俊丸
 マジックペンでキュキュッと金光宗高の顔に、



 『僕、おうちの岡山城に帰ったら早速兵を集めて、立てこもってやるもんね!』



金光宗高
 鏡を見つつ
 「うわ、本当だ!拙者の考え、丸分かり!……って、なんでやねん!」


彦右衛門
 「おい、出て来て構えよ!」


幸之助
 スチャッ
 写真機を構えつつ
 「はっ!金光殿、既に多くの写激手が御主を狙っているんダニ!もう観念するダニよ!」


彦右衛門
 「あ、そうそう、セルフになってるから、押すだけでええよ。」


金光宗高
 「ぬうう、無念、謀られたかぁ!ノコノコ出て来てしもうて、我ながら大アホウであったわ!しからば、我が自撮見届けよ!」



 ジー、パシャ!



金光宗高
 「た、魂抜かれてもうたぁ!ほげぇぇ。ほげぇぇ。


義左衛門
 「よし、これでこの者は使い物になりますまい。宇喜田直家はさすがにこれくらいでは参りませんでしたが、戦国の普通の人間なら一発ですな!私めがすぐに岡山城に行って接収してきましょう!」


幸之助
 「待つダニ!軍師殿の手勢だけでは、いざ明け渡しを拒否されたおりに心もとないダニ。拙者も立ち会ってくるダニよ!」


彦右衛門
 「よし、では早速行って受け取って参れ!無事明け渡せば所領は安堵する、との添え書きを持っていってくれ。」


 数刻後



 ドスドスドシーンッ、メリメリメリィ!



俊丸
 「やったデブ。城の明け渡しを終えたデブ!彦右衛門様の所領安堵の一言が効いたデブ。」


彦右衛門
 「お前、リバウンドが激しくなってないか?ああッ!儂の本丸屋敷が損壊しとるじゃないか!」


俊丸
 「う、それは鋭い指摘デブ。重量増えてスピードが変わらないから、運動エネルギーがどんどん増えてるデブ。でも、彦右衛門様、もう沼の城は用済みデブ。岡山の城が空いたデブからね!さっさと移住するデブよ!」




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 我が軍は現在、同盟相手を募集致しおり候


 同盟を結んで頂けるなら、リンクを貼り、その旨をコメントに残して頂きとう御座候


 当方に於いて確認次第、直ちにリンクを貼り申し候


 なお、勝手ながら、アダルト等公序良俗に反する同盟はお断り致しおり候


 ここに伏して御願い申し上げる次第に候


                      右状件如 恐々謹言


                            彦右衛門 (花押)




義左衛門
「そろそろ我が軍も同盟相手を求めてはどうかと思い、この書状を各地の諸候に届けるべく、細作を放ちましてござりまする。」


彦右衛門
「そうじゃのう、我が軍も既に戦国大名たるの実質を持ち始めた。これからは、より大規模な戦略を立てねばならんからのう。各地にはまだまだ強力な戦国大名がおる。城撮りもこれからは困難を極めるやもしれんからのう。」


義左衛門
「左様にござりまする。確かな同盟相手の存在は、我が軍にとって強力な後盾にもなりましょう。」


彦右衛門
「ならば、伏してお願いせねばならんのう。同盟成立の折には、この物語の中にて相手方の城中の様子を喧伝することに致そうぞ。」


義左衛門
「それがよろしゅうござりまする。同盟相手の城中の様子を喧伝致せば、相手方にとってもより有益な同盟となりましょうほどに。」


彦右衛門
 平伏しつつ、

「それでは方々、コメントをお待ち申し上げておりまするぞ!」





 第1回同盟申請の儀は終了致しました。有り難うございました。


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義左衛門
 「そろそろ、この物語の副題なとつけてみてはいかがでしょう?」

彦右衛門
 「副題?つけると何かよいことでもあるのか?」

義左衛門
 「はい、やはり他でこのタイトルを見た方に興味を持って頂ける確率が増えまするな。」

彦右衛門 
 「そうすると、兵力の増強が図れるというわけか。」

義左衛門
 「左様にござりまする。」

彦右衛門
 「うーん、となると考えねばならんが、何かええ題名がないかのう……。おい、章之進!」



 ぴこぴこぴこ

章之進
 「呼びましたかぁ?拙者、ゲームで忙しくて手が離せんのですけど。」

彦右衛門
 「こ、こいつ、完全になめきっとるな。んん?それはまた面白そうなゲームじゃのう。」



icon
icon



章之進
 「戦国無双2iconでござりまする。戦国時代の武将に扮して、幾多の敵を粉砕するゲームにて、それはそれは爽快ですぞ。前作よりもかなりパワーアップしておりまする。」

彦右衛門
 「ほっほう、どら横にどいておれ!拙者がプレイして進ぜようほどに。」


 ぴこぴこぴこ

彦右衛門
 「こりゃ面白い!千人斬りいったらんかぁい!む、はぁ、とぉ、や!」

義左衛門
 「おーい、城主様ぁ!サブタイトルを考えて下されや!」

彦右衛門
 「知らん、今忙しくて手が離せんから、章之進と相談してくれや!」

義左衛門
 「もう困った御仁にござるのう。章之進、章之進、ああ!もう一台テレビ買っとるッ!お前、軍資金はなしのつぶてじゃと言うとるに!しかも、ゲーム機まで買っておるじゃないか!」


 ぴこぴこぴこ

章之進
 「いやー、城中も退屈であってはいかんと思いましてな、なかなかに良き城構えになってきもうした。」

義左衛門
 「お前なぁ……。それより、早くサブタイトルを考えてくれや!」

章之進
 鼻くそほーじほーじ

 「ええー、何でもええですやん。彦右衛門様が丁度ハマっておられるし、目指せ戦国無双にでもしといたらぁ?」

彦右衛門
 ぴこぴこぴこ

 「あー、面倒だからそれでええわ!題名なんて適当適当。『戦国』は入ってるしいいんじゃなぁい?」

幸之助
 「これで決まりのようダニ!どら、拙者にもやらせるダニ!火縄銃を使えるキャラがいいんダニ。」

義左衛門
 「じゃあそれで決まりということで。皆の衆、ずるいですぞ、拙者にも少しはやらせて下され。真面目に軍議を開いておるのは拙者だけで、もうウズウズしておったのでござる。どら、知将タイプの武将はどれですかな?」

俊丸
 「ああ、諜報から帰って見れば、そんな面白そうなもんやっておるデブか。拙者にもやらせるデブ。忍者はおらぬか、忍者はおらぬか?」



ぴこぴこぴこぴこ



 こうして夜はふけて行き……


彦右衛門
 「お、おええええ、三次元酔いが!」

義左衛門
 「や、やり過ぎたぁ!拙者もでござるぞ!」

章之進
 「年寄りはこれだから嫌でござるな。」

俊丸
 「まったくデブ。時代に取り残されるデブよ!」

幸之助
 「何をやってるダニか。そんなでは城撮り戦国無双などと言えないんダニ。」

章之進
 「でもさぁ、よく考えたら戦国時代に城を写真で攻め撮ってる人間なんていないから、もう戦国無双じゃぁん?」

幸之助
 「いいところに気がついたダニ。既に、目標は達成してるダニ!」

章之進
 「そうすると、さっぶいタイトルですなぁ!あ、だからサブタイトルなんだ!納得……うまいな俺!それより、こんなタイトルに誰がしたんですかのう、全く。」


彦右衛門、義左衛門
 青ざめた顔で

 「お前じゃろがい!」



 数日後、


 <高札>
  

 
領内の子供衆に告ぐ。ゲームのやり過ぎには重々注意すべし。


                   彦右衛門 在判





 
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<明禅寺合戦>


 三村家親を暗殺された三村家は元親が家督を継ぎました。三村家からは復讐戦を挑む者もありましたが、小勢での無謀な戦に過ぎず、宇喜田直家に一蹴されます。元親はこの状況の中、直家に復讐する機会を伺うこととなりました。



明禅寺城 周辺図(下が北方向) 写真は拡大します
操山地図



 永禄9年(1566)秋、直家は支配領域を拡げるため、上道郡沢田村、明禅寺山(現在の岡山城の旭川を超えて東)に城を築き、軍勢を駐屯させました。





 これに対し、永禄10年(1567)春、三村方が明禅寺城へ夜討ちをかけ、不意をつかれた宇喜田勢の50人から60人が討たれ、明禅寺城は三村方の手に落ちます。三村方は、根矢与七郎、薬師寺弥七郎に150人の城兵を預けて城の守りとしました。


 ここで直家は、またしても謀計を巡らせ、賄賂を用いるなどして、先の三村勢の備前急襲で三村家親に降伏した岡山城主、金光宗高と中島城主(現岡山市八幡)、中島大炊(おおい)、舟山城主、須々木豊前を寝返らせることに成功しました。


 彼らは遠く離れた備中に援軍がいるため、すぐに助けを求める事ができないという不安が大きく、簡単に寝返ったのです。


 その上で、直家は降伏勧告の使者を明禅寺城に送りました。明禅寺城は各城主の裏切りによって、敵中に孤立した形になっていましたが、根矢、薬師寺らは寝返りを信じず、直家の虚言と思っていたため、降伏勧告を拒否します。


 もっとも、明禅寺城の兵は少なく、直家が攻撃に出れば到底持ちこたえられないため、備中本国に救援を求める使者を送りました。


 これを察知した直家は、明禅寺城を攻めて、後詰め(救援)に来る三村勢を勝手知った備前の地に引き込み、殲滅する作戦を立てます。


 まず、金光宗高に備中勢が後詰めにくるよう誘い出せとの指示を与えました。金光はこの指示を受け、三村元親の姉聟の石川久智へ使者を出し、明禅寺城と連携して直家の軍を挟撃する作戦を提案しました。三村元親は、明禅寺城からの報告も同様であったため、これを受け入れ出陣する決意をします。ここに明禅寺合戦の舞台は整ったのでした。





 三村方は総大将を三村元親とし、石川久智、植木秀長、庄元祐らが加わり、備中の諸軍1万余を終結させて、一路備前へ進軍を開始しました。


 一方、直家は本拠沼城を発し、5千余の軍勢を5段に配置し、先手を明禅寺城へ派兵しました。


 三村方は辛川表(現岡山市辛川)で備前の諸軍をも集結させて軍議を行い、次のような作戦を立てました。





 まず先陣を庄元祐の7千余人とし、金光宗高を案内人として南へ進行し、岡山城の南を大きく迂回して旭川を渡河し、明禅寺城へ進出させる。


 中軍を石川久智の5千余人とし、岡山城のすぐ北を通過し原尾島村(現岡山市原尾島)に進出し、明禅寺城を攻める宇喜田勢の背後をつく。


 大将の元親は、中島大炊を案内として8千余人を率い、釣の渡し(現岡山市三野)から旭川を渡河し、四御神(しのごぜ)村(現岡山市四御神)を通り、空になっている直家の本拠沼城を急襲する。


 三村勢は、このように完璧な作戦を描き、3手に分かれて進軍を開始しました。





 一方の直家は、明禅寺城の兵と一戦した後、暫く休息を入れていたところに三村勢が3手に分かれて押し出してくるとの報告を受けました。これを聞いた直家は、ここが勝負所と察していたのか、すぐさま采配を振るって直ちに城を攻め落とせと下知し、自ら真一文字に城下へ駆け入りました。兵卒も大将直家の果断な行動を見て、怒濤のごとく後を追い、明禅寺城に大攻勢をかけ、なだれ込んで斬り回り、瞬く間に落としてしまいました。


 アテが外れたのは三村勢です。明禅寺城の兵と挟撃するつもりが、その前提が崩れてしまいました。





   そればかりか、先陣の庄元祐が三棹山(現操山)に軍を進出させていたところ敗残兵に行き会います。何事かと尋ねる間もなく、同時に三棹山の山頂に布陣していた宇喜田勢の先手、明石、戸川、長船、宇喜田忠家の諸隊から鉄砲の斉射を受けてしまいました。


 勝ちに乗じる宇喜田諸隊は、鉄砲を山頂から釣瓶撃ちにして、敗残兵と出会い落胆する庄元祐の軍勢を混乱させると共に、山頂から鉾先を揃えて逆落としに突撃した為、庄軍は大混乱に陥り、たちまち退却を始めました。


 庄元祐は50人程の旗本を指揮して踏みとどまりましたが、崩れる味方を見て討ち死にを覚悟し、延原土佐の軍勢に攻めかかりました。


 死に物狂いの攻撃に、延原隊は浮き足立ちましたが、これを見た二陣の宇喜田忠家が、すかさず庄の軍に横合いから突きかかりました。


 庄は、宇喜田の旗印を見て、宇喜田一族に違いないと思い、再度突撃をかけ奮戦するも遂に手負いの身となり、退却するところを宇喜田方の能勢修理に討ち取られました。





 中軍の石川久智は、明禅寺城が落ち先手も敗走した事を知り、大いに落胆しました。当初の作戦が2つの敗戦によって崩れ去った以上、作戦を変更せざるを得ません。


 そこで、中島加賀という老練な侍を呼んで相談しました。中島加賀は旭川西岸に陣取り、川を渡河してくる宇喜田勢を迎え討つ作戦を提案しました。石川久智もその提案に賛成しましたが、久智の老臣達は従わずにそれぞれ勝手に軍議を続けていました。


 そうしてモタモタしている所へ、宇喜田の本隊、河本、対馬、花房助兵衛らの隊が3手に分かれて攻め寄せました。石川勢は引くに引けなくなり、原尾島村の中道に備えを設けて防戦することとなります。


 直家の本隊は、石川勢の先陣へ鉄砲を撃ちかけつつ突撃を敢行しました。河本、花房隊は石川勢の備えの左右に兵を進め、直家の本隊と石川勢の戦闘が激しさを増した頃合を見計らって、石川勢の両側面をつきました。


 その為、石川勢は三方から兵を受け、たちまち混乱を来たし崩れ始めました。立て直す間もなく攻め立てられた石川勢は、中島加賀を始めおびただしい人数が討死を遂げました。


 石川勢は北の中島城の方角に向かって敗走を始め、宇喜田勢も八幡村(現岡山市八幡)辺りまで追撃をしました。


 しかし、石川勢もさるもの、ここで備えを一旦建て直して反撃を試みます。この石川勢の反撃により、勝ちに乗って攻めて来た宇喜田勢は手痛い損害を被り、逆に敗走を始めました。追撃の絶好の機会でしたが、先の戦闘で石川勢も甚大な損害を被っていたため、石川勢は深追いせずに引き揚げを開始しました。



明禅寺城本丸跡より原尾島方面を望む
原尾島





 本隊の三村元親は、四御神村の辺りを通過する頃、明禅寺城に火の手が上がるのを見ました。早くも落城したかと落胆している矢先に、先手、中軍も敗走したとの報が入った為、全軍が騒然となりました。


 元々、元親の呼びかけで集まった各地の豪族の集団に過ぎません。負け戦が濃厚となったとみて、後陣から我先にと引き返し始めました。しかし、この辺りは至る所に小川があって、足場がすこぶる悪い地形であったので、人馬もろともに溝や川に落ちる者も出始め、大混乱に陥りました。


 この混乱の最中、元親の旗本勢はさすがに備えを乱さず、家親の仇、直家と一戦すべく南進を開始しました。


 この動きを見た直家も、一旦引いて兵を休めていた明禅寺城の西の小丸山から兵を降ろし、明石飛騨、岡剛介を前衛として備えを固めて待機します。


 元親は宇喜田の旗印を見るや、弔い合戦を果たそうと真一文字に攻めかかり、たちまち前衛の明石隊、岡隊を斬り崩しました。


 しかしこの間に、後陣に控えていた、先手の庄元祐を破った戸川、長船、宇喜田、延原の軍勢が、三村勢の両側面に兵を進めます。そして、前衛を突破し勢いに乗って宇喜多直家本隊に攻めかかろうとする三村勢の両側面から攻めかかりました。


 三方に兵を受けては、復讐の意気に燃える三村勢といえども持ちこたえることはできません。たちまち備えを乱し、総崩れとなりました。


 三村元親も討死を覚悟し最後の突撃をしようとしましたが、家来が馬の口をとって西に向かって引き揚げました。宇喜田勢も元々兵も三村方より少なく、中軍の石川勢に手痛い反撃を喰らったばかりなので、あえて深追いはしませんでした。


明禅寺城本丸より四御神方面を望む
四御神方面





 三村方はこの日、旭川の東の平野で行われた3カ所の戦いの全てにおいて打ち破られ、後には三村方の兵の死体が累々と転がっていました。


 こうして備中の覇者、三村家は備前の地で手痛い敗戦を喫しました。備前西部の豪族は、この戦いを境に宇喜田直家の支配下に入っていくこととなりました。


 宇喜田直家の生涯で最も華々しい勝ち戦であり、寡兵をもって大軍を擁する三村勢を各個に打ち破ったことは、直家の優れた戦略眼、戦術眼を示すものでしょう。


 また、この戦いで宇喜田勢は鉄砲を効果的に使用しており、これは経済的に豊かで、製鉄でも古来より優れた備前福岡の地を基盤とし、鉄砲鍛冶を含む鍛冶職人を早い段階で手元におくことができたことによるものでしょう。


 これが後世、「明禅寺崩れ」と言われる戦いです。




<明禅寺城>


 城構えは、操山山頂から北に長く伸びた尾根の頂部に、背後(南側)に一段の腰曲輪を伴う中心郭(本丸)を構え、尾根筋に沿って北側に二段の腰曲輪と、西側に三段の腰曲輪を伴う準中心郭(二の丸)を配置した小型の連郭式山城です。


 城郭は土塁で構築され、現在は郭の段取りと背後を遮断する堀切が確認できる程度だそうです。


 建築物は掘立て柱建物と防御用の柵を中心にした臨戦用砦の構造であったと考えられています。




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日本の城を攻め撮れー城撮り物語ー

義左衛門
「幸之助のお陰で無事、三村家親の暗撮に成功致しましたな。ここらで、備前西部に進出の足がかりを築きましょう。旭川の東の明禅寺山に城砦を築いて、金光宗高にプレッシャーを与えるのです。」


彦右衛門
「うむ、早速手勢を向かわせよう。」



 1週間後、



俊丸
「た、大変デブ!明禅寺城が三村方に奪われたデブ!」


彦右衛門
「にゃにゅう?素早い対応じゃのう、これでは金光宗高にプレッシャーをかけるどころではないぞ。家親の跡を継いだ元親と申す者もなかなかのやり手のようじゃ。」


義左衛門
「確かに。で、三村勢の動きはどうじゃ?」


俊丸
「明禅寺城に150人程の手勢を置いて、本国備中に引き返しておるデブ。」


義左衛門
「よし、好機到来!金光宗高を始めとする西備前の豪族共は、三村方とはいえ三村本国からは遠く、援軍もすぐには望めないため心細く思っておりましょう。調略致し味方に引き込んでおいて、三村勢をおびき出し勝手知った備前の地で粉砕してしまうのです。」


彦右衛門
「ふむ、しかし、相手は備中一国を従える強敵。大軍相手の戦となろう。一か八かじゃのう。」


義左衛門
「我が軍は日の出の勢い。しかも、福岡の鍛冶職人共から鉄砲も大量に仕入れておりまする。今度はこれをうまく使い、大敵を各個撃破すればよろしいかと存じまする。」


章之進
「そうと決まれば、早速調略に向かいましょう。黄金色のお菓子をたくさん添えてと……。」


彦右衛門
「お前、いつになくやる気じゃのう。はっ、もしかして、その小判をくすねる気じゃな?お主の御用商人への無駄遣いで、我が軍の軍資金はなしのつぶてじゃぞ!お前にくれてやる小判はもうない!」


章之進
「め、め、め、滅相もない!きちんと渡してきますってば!」

(ちっ、バレちゃったよ……とほほ。)


彦右衛門
「全く油断も隙もない奴じゃ!俊丸、監視役として一緒についていってくれい。」


俊丸
「了解デブ。」



 数日後、



章之進
「調略は成功致しましたぞ!金光宗高、喜んで味方につくと申しておりました。」


義左衛門
「よし、では次の手じゃ!俊丸、金光宗高にこう申し伝えよ。我らが明禅寺城を攻める間に、三村本国に救援を請えとな。その上で、我らとの決戦に際しては軍を3手に分ける策を三村元親に進言せよと伝えるのじゃ。1隊は明禅寺城の救援、1隊は明禅寺城を攻める我らを背後から攻めるよう、最後の1隊は我らの本拠を突くように申すのじゃ。」


俊丸
「で、金光自身はどのように動かすのデブか?」


義左衛門
「最初の1隊の先導役として動けと申せ。明禅寺城の西、三棹山の麓に誘導するのじゃ。」


俊丸
「ではすぐに!」


 ドスドスドス、シュタタタタッ!


彦右衛門
「よし、出陣致す!目指すは明禅寺城じゃ!」



 1日後、



彦右衛門
「よし、これより明禅寺城の攻略に取りかかる。三村の援軍が動くまでは、ゆるゆると攻めておればよいぞ!」


彦右衛門勢
「オオーーーーッ!」



明禅寺城 山の頂上が本丸
北西から明禅寺城を望む



明禅寺砦の将、根矢与七郎
「おお、なんたる大軍じゃ!これでは到底持ちこたえられんぞ!」


同じく、薬師寺弥七郎
「既に本国に救援を請うておる。本国の後詰めが来れば一蹴できようぞ。それまではなんとしても持ちこたえるのじゃ!」



 こうして彦右衛門勢の最初の攻撃が一段落ついた頃、



 ドスドスドス!


俊丸
「ご注進デブ!三村勢、旭川の西一里半(約6キロ)の辛川に着陣!想定通り三手に分かれて進軍中デブ!総軍勢は3万と号しておりまするデブ!」


彦右衛門
「時至れり!者共続け!ここが勝負の分かれ目ぞ!」


 彦右衛門は号令するや、真一文字に明禅寺城に突撃した。


彦右衛門
「ふふふ、我ながら格好いい~!これで間違いなくギャルの人気もアップだな。」


 しかし、彦右衛門勢は休息モードだったので、ちょっと出遅れてしまった。


城兵
「おお、大将がノコノコ1人でやってきおったぞ!それ、弓矢でお出迎えじゃ!」



  ヒュンヒュン、ドスッ、ドスドス!



彦右衛門
「うおおお、危ねぇ!って、あら後ろに誰も着いてきてない!い、いかん、弓矢の的じゃ!逃げなきゃ!うっきゃー!!」


 やや遅れて、


彦右衛門勢
「御館様に続け!遅れを取るな!」


彦右衛門
「ゼハー、ゼハー……。お前ら、もう十分遅れとるがなッ!拙者1人で行かせおってからに!」


章之進
「いや、勝手に叫んで勝手に突撃するから、狂ったのかと……。」


彦右衛門
「狂っとらんわ!馬鹿たれが!危うく死にかけたぞ!」


義左衛門
「まあまあ、喧嘩せずにさっさと攻め込みましょう。この機を逃してはなりません。」



明禅寺城に至る山道
山道



根矢与七郎
「い、いかん!援軍もまだここまで来ておらんのに、支えきれんぞ!」


薬師寺弥七郎
「ああッ!兵が怖じ気づいて逃げ出しておるぞ!我らも引かねば!命あっての物種じゃ。」



明禅寺城 本丸跡
本丸跡



彦右衛門
「深追いはするな!逃げる者は逃がしておけ!幸之助!」


幸之助
「ここにおるんダニ!」


彦右衛門
「お前のしゃべりは気が抜けるのう。せっかく格好ええとこ見せて世の女子達の気を引こうと思っておるのじゃから、もうちょっとマシなしゃべりをするんダニ!あ、移ったじゃないか!」


幸之助
「勝手に真似して怒られても困るダニ。それにさっきの失態でギャルの心は離れてるダニ。」


彦右衛門
「ああ、なんてこったい!って、そんなことより、敗残兵を追いつつ我が軍の精鋭とお主の鉄砲隊を率いて、三棹山に向かえ!敵の第一軍が敗残兵を迎えて混乱したら、三棹山より鉄砲隊の斉射を浴びせて槍ぶすまを作って突撃せよ!」


幸之助
「了解ダニ!」





 その頃、三村軍先手にて、


金光宗高の家来
「御館様、彦右衛門方に尽きましたが、うまく作戦が運ぶのでしょうか?」


金光宗高
「ふふ、うまくいかずともよいのじゃ。我らが三棹山に到達するまでに明禅寺城を落とせぬようでは、この戦は彦右衛門めの負けじゃ。その時には、三村方にそのまま随行して手柄を上げればよいまでよ。」


家来
「おお、そこまで考えてござったか。さすがでござりまする。」


金光宗高
「にゃはははは!そうであろう?」





 予定の通り、三棹山の麓に到着して、


金光宗高
「こちらが三棹山にござりまする。ここを登れば明禅寺城へと至る山道がござりますれば、救援もやすうござりましょう。」


三村軍の先手、庄元祐
「む、あれは我が軍の者ではないか?」


根矢、薬師寺
「おお、庄様!申し訳ござらぬ。明禅寺城は既に落ちてござる。」


庄元祐
「なんと!まことか!では、我らの作戦は、既に崩れたのか?金光殿はいずこじゃ?作戦を変更せねばならんぞ!」


近侍
「何処にもおりませぬぞ!それより敗残兵が合流して、諸軍が動揺いたしおりまする!」




三村の軍兵に扮した俊丸
「負け戦じゃ、負け戦じゃ!明禅寺城は既に落ちたるぞ!彦右衛門方は大軍じゃ!」




庄元祐
「ぬう、誰じゃ大声で!よもや計られたのではあるまいな?」


 その時、三棹山の頂上付近から轟音が鳴り響いた。



   ダダーン!ズダダダーン!!



幸之助
「撃て撃てダニ!狙いは兜をつけた武者と馬ダニ!弾丸と音でビビらすダニ!」


 既に動揺していた先手の庄軍は、さらに混乱し慌てふためき後陣から崩れ始めた。


幸之助
「よしダニ。次は槍襖を作って突っ込むダニ!鉄砲隊はそのまま射撃をしつつゆるゆると前進するダニ!」


 幸之助勢の突撃により庄軍は完全に崩れた。


庄元祐
「ぬうう、不甲斐なき奴らじゃ!我が手の者は、踏みとどまって戦え!突撃じゃ!」


幸之助
「おお、凄い勢いなんダニ!」


義左衛門
「幸之助、助けに参ったぞ!それ、横合いから突きかかれ!」


 横槍を入れられて、さしもの精鋭もたまらず崩れたった。


幸之助
「庄元祐殿、お写真頂戴致すダニ!」


 パシャパシャパシャ!


幸之助
「庄元祐、討ち撮ったダニ!」


義左衛門、幸之助勢
「エイエイオー!!」


義左衛門
「深追いは無用じゃ!まだ残り2隊を殲滅せねばならんぞ!すぐに彦右衛門勢に合流致すのじゃ!」





 その頃、彦右衛門勢


彦右衛門
「敵の中軍がノコノコやってきおったぞ!」


俊丸
「細作の情報では、既に明禅寺城が落ちたのを見て、軍議を開いておるようデブ!」


章之進
「軍議がまとまらぬ間に先手を取って叩きましょうぞ!」


彦右衛門
「よしかかれ、者共!まずは鉄砲隊による一斉射撃じゃ!混乱しおったら、一斉に突撃するぞ!」



 ズダダーン!



中軍、石川久智
「ぬ、早くも攻め寄せよったか!大混乱に陥っておるぞ!」


中島加賀
「旭川の西岸で迎え討とうとしたのに、重臣どもが軍議を乱しおった為に機を逃しましたな……。この老骨の身は惜しくござらぬ、拙者が食い止める間に兵を引き、立て直されよ!」


章之進
「おお、中島加賀殿とお見受け致した!お写真頂戴仕る!」


 パシャパシャパシャッ!


章之進
「中島加賀、討ち撮ったり!」


石川久智
「くっ、済まぬ。引け引けい!」


章之進
「追撃じゃ!追え追えー!」


 石川勢は一旦引いて体勢を整え、反撃に出た。


石川久智
「先程の戦の雪辱を果たすのじゃ!一気に押し返せい!!」


石川勢
「オオーーーー!」


章之進
「げっ!しまったしまった島倉千代子!」


章之進勢
「章之進様、ここで島木ジョージは寒すぎます!」


 章之進勢の意気は消沈した……。


章之進
「く、崩れるぅ~!お助けぇ~!」


石川久智
「追うな、奴らの二の舞いぞ!一旦兵を引き立て直すのじゃ!」


彦右衛門
「全く、いつもながら見事なハマりっぷりじゃのう、章之進!全軍深追いは止めよ!一旦明禅寺砦の近く、小丸山に登って休息致す!物見は監視を怠るな!」





 その頃、三村元親本隊は明禅寺城から立ちのぼる煙を見て動揺していた。


三村軍の侍
「報告!明禅寺城は既に落ちてござりまする!先手、中軍共に既に敗走致しおりまする!」


三村元親
「ぬうう、なんと不甲斐ない!せめて我らだけでも一戦交えて葬ってくれる。魂を抜かれたと一気に老け込まれた父上の敵討ちじゃ!」


近侍
「御館様!既に、我が軍の後陣は逃げ始めてござりまするぞ!」


三村元親
「ええい、譜代の衆だけで一戦交えるのじゃ!かえって足手まといが消えてくれて好都合じゃ!」





彦右衛門
「ふふ、やって来たな!各個撃破の作戦は大成功じゃ。者共、ここが正念場じゃ!今一度力を出してくれい!まずは砦を降りて陣を敷くぞ!章之進勢を先手として陣を固めよ!」


三村元親
「ぬ、とうとう見つけたぞ、彦右衛門め!父上の仇じゃ!それ一気に攻めかけよ!」


章之進
「いやーーーっ!あの人、目がおっかないってばよ!」


 復讐の意気上がる三村勢はたちまち章之進勢を切り崩し、彦右衛門勢本隊に迫った。


義左衛門
「よし、今じゃ!両翼の義左衛門隊と幸之助隊は両側面に展開し、横槍を入れよ!」


幸之助
「鉄砲隊!一斉射撃の後、任意に射撃を続けるダニ!槍隊は一斉射撃が終わったら槍襖を作って突っ込むダニ!」


 三村の精鋭といえども、三方向から攻撃を受けては持ちこたえようはずもなかった。


三村元親
「ええい、とどまれい!とどまらんか!」


近侍
「ここはお引きなされ、雪辱を期しましょう!」


三村元親
「ぬうう、こうなったらここで討死してくれるわ!」


近侍
「情けなき振る舞いにござりまする!何とぞ、引いて下さりませ!」


三村元親
「ぬうう、彦右衛門め!覚えておれよ!」


彦右衛門
「深追い致すな!大勝利じゃ、深追いして無駄に命を落とすまいぞ!」


義左衛門
「勝鬨をあげよ!」


彦右衛門勢
「エイエイオオーーーー!」


 こうして彦右衛門勢は、備前から三村の勢力を駆逐することに成功したのであった。





章之進
「あんのぅ、私の役目ってば一体?」


彦右衛門
「うん、もちろん一番最初にぶつかられて崩れること!」


章之進
「ああ、やっぱり人をダシにする作戦だったんですね!」


義左衛門
「まあまあ、お役目ご苦労でござった。見事な負けっぷりでしたぞ。」


章之進
「むうう、ええ加減にしてねん!」


彦右衛門
「城内の軍資金をちょろまかしておる罰じゃ!」




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日本の城を攻め撮れー城撮り物語ー

彦右衛門
「随分攻略が進んだのう。そろそろ何じゃな、ほれ、ちょっと高い建物のついた城が欲しいのう。」


義左衛門
「左様でござりますな。兵力も5千を超えて、戦国大名としての風格も出て来ましたからのう。」


章之進
「そうそう、それにええ加減地味な山城ばかりだと、見てる人も飽き飽きですよ。やぱし、象徴ともいうべき天守閣がないとお城の写真も締まりませんって。」


彦右衛門
「お前はいつもズケズケと痛いところを突いてくるのう。少しはオブラートに包んでモノを言ったらどうじゃ。」


章之進
「そりゃそうと、どうします?この辺りに天守閣のある城ってあったっけ?」


義左衛門
「そのことじゃが、現在の沼の城から西に進んで旭川を渡った場所に、天神山、石山、岡山と3つの丘が連なった場所がある。広い平野の真ん中に位置しており、旭川の水運も用いれば城下の発展は間違いない場所じゃ。」


彦右衛門
「ふむ、その地を手に入れて城を築こうというのじゃな?」


義左衛門
「御明察恐れ入ります。しかし、備中の三村の勢力が備前にも進出してきておりまする。三村家親と申す猛将にて、毛利元就の後盾も得ておる様子。現在、石山に城を構えおる金光宗高も三村の勢力に屈しておる様子。」


俊丸
「そのことにござるデブ。三村家親が最近美作の小松城の辺りに進出しておるようデブ。」


章之進
「お主、許された途端にリバウンドしよったのう。しかも、前より一段とでかくなっておるようじゃないか!」


俊丸
「黙るデブ!緊急の情報デブ!それに拙者の体型は秘薬でいつでも元に戻せるデブ!!」


彦右衛門
「三村の進出を止めねばならんか。しかし、相手の兵力も多いし、名うての猛将相手に正面からぶつかる訳にもいくまい。」


義左衛門
「そのことにござるが、今度も暗撮をしてみてはいかがでござろう。」


章之進
 ギクッ!

「暗撮はもう止めましょうよ。危ない目はもう嫌ですよ。やるんなら俊丸にでもやらせましょう!」


俊丸
「拙者が行くデブか?しかし、近侍の者も多かろうし、近寄って暗撮することは難しいデブよ。」


義左衛門
「心配致すな。新たな仲間を得ておるのじゃ。長距離写激の名手じゃ。地理にも詳しいから、今回の暗撮にはうってつけでござろう。幸之助を呼べ!」


近侍
「ははっ、ただいま!」


 暫くして、


幸之助
「お呼びでござるかニ?」


一同
「は、ハゲ!?」



幸之助
「い、いきなり会って初対面で大層な挨拶ダニ!」


章之進
「いや、しかし、まだ若かろうにモノの見事に……。」


彦右衛門
「毛が一本残らず……。」


俊丸
「哀れデブ……。」


幸之助
「や、やかましゃあ、このデブ!お前にだけは言われとうないわ!!」



義左衛門
「おお、皆の衆、この者の技術は保証致す。天下無双と言っても過言ではない。砲術にも通じておれば、必ずや役に立ち申そう。むしろ機嫌を損ねて他家に走られては一大事でござるぞ!非礼を侘びられよ。」


彦右衛門
 深くお辞儀をしつつ、

「これは済まぬことを申した。あまりにも見事に毛が無かったものでのう……。どうか力を貸して頂きたい。この通りじゃ。」


幸之助
「全く、あんまりな対応だったニ。しかし、彦右衛門殿に頭を下げられては断る訳にはいかんダニ。」


章之進
「おお、良かった良かった。何より拙者が危ない目に遭わずに済みそうで良かった!それに幸之助なら『毛が無く』お役目を果たせるであろう……うーん、うまい!」


彦右衛門
「お前も補助役として同道してもらうぞ!」


章之進
「げっ!!」


義左衛門
「それでは幸之助よ、章之進と共に美作に向かってくれ。」


幸之助
「はは!」


俊丸
「拙者が得た情報では、家親めは久米郡籾村の興禅寺に陣を張っているとのことデブ。」


幸之助
「章之進、急いで参るダニ!」




 1日後、


幸之助
「さあ興禅寺に着いたダニ。三村兵の振りをして本堂に近付いてみるダニ!」


章之進
 指に唾をつけて障子に穴を開けて、
 「おお、おるわおるわ!軍議の真っ最中じゃ!」


幸之助
「では彦右衛門様から頂いた長距離写激用の望遠レンズをつけてと……。」


章之進
「ふ、ふえっくしゅん!!」


幸之助
「ああっ!なんて事をするダニ!レンズがお主の唾液でグシャグシャダニ!」


章之進
おたおたおた

「お、落ち着くのじゃ!拭けばいいではないか!」



 つ、つーん



幸之助
「く、くっさー!お主の唾液はもの凄い悪臭なんダニ!」


章之進
「う、うるさい!余計なお世話じゃ!そんなことより急ぐのじゃ!」


幸之助
 キュッキュッ

「これでよしと。」


 スチャッ

「狙うダニ!」


章之進
「さっきのゴタゴタで軍議が終わってるぞ。家親は仏壇にもたれて寝ているようじゃ!」


幸之助
 バシャッ、バシャバシャバシャ!!


 幸之助の写激は見事に家親の額を捉えた。


「三村家親討ち撮ったり!」


「章之進、逃げるダニ!」


章之進
「心得た!逃げるのは得意よ、俺!」


 大将を討ち撮られた三村軍は、重臣三村孫兵衛の機転により混乱する事なく備中へ引き揚げていった。




 2日後、


彦右衛門
「ご苦労であった。しかし、三村家親の消息は不明じゃ。本当に討ち撮ったか、俊丸に情報を集めさせておる。」


俊丸
「やったデブ。引き揚げた三村軍は、備中に辿り着いてから意気消沈しておるデブ!家親も魂を抜かれたとの噂が出ておるデブよ。もう備前には攻めてこれないデブ!」


一同
「おお、幸之助よ、大手柄じゃ!」


章之進
「いや、『毛が無くて』何より何よりじゃった。」


一同
「もうお主のダジャレはいいから!」





<三村家親暗殺>


 三村家親の備前、美作での軍事行動に対し、三村勢同様に備前制覇を目論む宇喜田直家は、度重なる備中勢の進出を阻止する方策を練らねばならなくなりました。


 その矢先、加茂郷の遠藤又次郎、喜三郎兄弟の噂を聞くこととなります。この兄弟、浪人の身ながら、三村家親の本拠であった備中成羽に居住し家親を見知っており、また三村家中に知己もあるとのことでした。彼らは美作の地理にも詳しく、暗殺には好都合の人物だったのです。そこで、直家は2人を召し出し、家親暗殺を依頼しました。


 そうとも知らず、三村家親は永禄9年(1566)春、再び美作に侵入しました。遠藤兄弟は、兼ねて計画していた短筒による暗殺を実行に移すべく、家親を探し求めて美作に入りました。そして方々を歩くうち、家親が久米郡籾村の興禅寺に在陣していることを突き止めます。


 兄弟は見知った地理を生かして興禅寺境内に忍び込み、つばで指を湿らせ障子に穴を開けると、丁度軍議の真っ最中でした。早速、短筒を撃とうとしましたが、火縄が立ち消えになってしまいました。これでは短筒は撃てません。


 この時、弟の喜三郎が機転を利かせ、三村方の侍を装い番兵に声をかけつつかがり火の近くまで近付き、わざと羽織のすそに火をつけました。番兵が焦げ臭いと言うと、驚いた振りをして物陰に走り込み、火縄に火を移すことに成功します。


 こうして狙撃の準備が整い、もう一度寺の中を見ると、軍議は終了し家親が仏壇にもたれかかって居眠りをしているのが見えました。そこで、短筒の銃口を向け狙いを定めて撃ったところ、弾は家親の頭部を撃ち貫いたのです。


 境内は一時騒然となりましたが、その間に遠藤兄弟は退散する事に成功しました。


 三村方の重臣、三村孫兵衛が軍の動揺を抑えるべく家親の死を隠したので、三村勢は混乱する事もなく備中へ引き揚げました。その後、家親の死が知れ渡ることとなり、三村勢は意気消沈しました。


 直家は三村家親の死を知り、遠藤兄弟の功を讃え、兄、又次郎に浮田の性を与え浮田河内と名乗らせ、4500石の大身に取り立てました。


 現在の御津郡御津町にある三谷川という旭川の支流沿いに、徳倉城跡があります。そこが永禄11年(1568)、松田氏の玉松城(金川城)落城後に遠藤河内守居城となり、 1万石を与えられたと伝わっています。但し、宇喜田家の侍分限帳では、遠藤河内守の禄高は4500石となっているようです




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日本の城を攻め撮れー城撮り物語ーを最初から読む

彦右衛門
 「にゃはは、南蛮渡来のカラクリ時計を日本国の仕様にアレンジした『江戸の刻』ぢゃ!不定時法であった江戸時代の時間を知ることができる逸品じゃ。遂に手に入れたぞ!これで我が軍もきっちり時間通りに動けるのう!」

章之進
 「ところで彦右衛門様、今何時にござりまするか?」

彦右衛門
 自慢げに
 「もうすぐ酉の刻じゃのう!」

章之進
 「あーた、現代でそんなん言っても誰も分からんって!」

彦右衛門
 「う、うるしゃい!忙しすぎる現代人には江戸の刻を知るくらいのゆとりが必要なんじゃ!」

章之進
 「それはさておき、その江戸の刻、なかなかに綺麗な懐中時計ですな。」

彦右衛門
 「ふふん、どうじゃ、欲しくなったであろ?上げようか?」

章之進
 「ええ、下さるので?」

彦右衛門
 江戸の刻を頭上にかざしつつ

 「はい、上ーげた!」

章之進
 「今時の小学生もやらんようなことを……。」



 城撮り物語 ~目指せ戦国無双~ を最初から読む

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