義左衛門
「お、城内より火の手が上がりましたぞ。ん、あれに見ゆるは章之進。ひょうたんを振りかざしておりますな。」
彦右衛門
「城内も混乱しておる様子。一気になだれこめ!」

上格子門を通過すると、幅三間(5・4メートル)、長さ三十間(54メートル)の平坦な郭(くるわ)が現れる。岐阜城(稲葉山城)に詰めていた将兵の馬を繋いでいた場所、あるいは乗馬の訓練をしていた場所とされる。一説には、馬場ではなく矢場、即ち弓の訓練をした場所とも言われる。
彦右衛門
「お、章之進。ようやった。」
章之進
「ささっ、次は二の丸門を攻め撮りましょう。」

本丸の南西に位置し、本丸を防御する二の丸へ至る門があった場所。慶長5年(1600年)8月23日、関ヶ原前哨戦となった岐阜城攻略戦において、ここ二の丸を巡り激しい戦闘が行われた。戦闘中、城内の煙硝蔵に火が回り大爆発。濃尾平野一帯に岐阜城の落城を知らせることとなった。
義左衛門
「さあ、いよいよ天守閣が見えてきましたぞ。」

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