日本の城  日本の城一乗谷館 越前 十二の三
日本の城を写真にて攻め撮るのでござる。おかしな物語と共にいざゆかん戦国無双の城撮り名人の道!
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日本の城を攻め撮れ!ー城撮り物語ー

義左衛門
 「さあ、着きましたぞ。早速攻め撮って参りましょう。まずは朝倉義景の居館前の広場ですな。」


柳の馬場と犬馬場

柳の馬場と犬の馬場

 真ん中に立つ木の手前が柳の馬場、その向こう側、唐門の前が犬の馬場である。朝倉館の周辺には一族の居館もあり、一乗谷の中枢部である。


章之進
 「ほほう、広い馬場ですな。出陣前の閲兵などに使えそうですのう。」





幸之助
 「次は、朝倉館の唐門ダニ。」


唐門

朝倉館の唐門

 朝倉義景の菩提を弔うために設けられた松雲院というお寺の正門。向唐門形式で江戸時代前期の建物である。豊臣秀吉が朝倉義景の善提を弔うために寄進したものと伝えられている。門の表には朝倉家の三ツ木瓜、裏には豊臣家の五三の桐の紋が刻まれている。


義景邸の堀

土塁と堀


彦右衛門
 「ほっほう、見事な門構えじゃのう。ここまで整備した城下町をあっさり捨てて逃げ出すとはのう。もったいないもったいない。」


章之進
 「確かに、彦右衛門様なら最後までやだやだって駄々をこねてるでしょうね、アハハ………う、すいません。」


彦右衛門
 「ゴホン、分かっていればよろしい。」


義左衛門
 「しょうもないやりとりは止めて朝倉館に入りますぞ!」





義景邸跡

復元図

朝倉館跡と復元模型図

 南側の山城を背に、西向きに入り口の唐門がある(唐門の右側の隅が北方向)。正面の土塁の両隅には隅櫓が設けられていた。内部には10数棟の建物が建ち並び、南西側に主殿(復元図左側の大きな屋根の建物)を中心として数寄屋・庭園等があり、接客用に使用されていた。


 北東側は、常御殿(復元図右側の大きな屋根の建物)を中心にして日常生活の場となっていた。ここに台所・湯殿などもあった。


彦右衛門
 「ううむ、素晴らしい!さすが越前に100年の栄華を築いただけのことはあるのう!」


俊丸
 「彦右衛門様!これくらいで驚いてはいけないデブ!どうやら、素晴らしい庭園が裏にあるようデブ。」


彦右衛門
 「おお、物見をして参ったか。またいたずらをしておるのではあるまいな?」


俊丸
 「もうやってないデブ!ささ、庭園を見るデブ!」





庭園

日本一の庭石

諏訪館跡庭園


 朝倉館の周りには、南陽寺跡庭園、湯殿跡庭園、諏訪館跡庭園といった見事な庭園が在る。中でも、この諏訪館は朝倉義景の妻・小少将の館で、その庭園は遺跡の中でも最も大きな規模を誇る。


 上下二段の構成になっており、下段の滝副石(たきぞえいし)は高さ413センチで日本最大である。


彦右衛門
 「むうう、また見事な館に見事な庭園。南側の中の御殿跡が義景の母親・高徳院の居館があった場所じゃな。そして、さらにその南側が諏訪館跡、義景の愛妻の居館か。」


章之進
 「こんなええもん建てたら、ここから出たくなくなりますわな。しかも、愛妻付きだし……彦右衛門様とはえらい違いですのう、ホエホエ。」


彦右衛門
 「ぬ、ぬ、ぬ、うるしゃいやい!名門の家に産まれてたら拙者だって拙者だって!」


幸之助
 「既に発言が負け犬ダニ。悲しいダニ。」


彦右衛門
 「お、お前ら、家来のくせに家来のくせに……ひーん、しくしく。」


義左衛門
 「まあまあ、もう彦右衛門殿も一介の野武士から、数カ国に版図を広げる大名でござりまする。そう卑下することもござりますまい。天下人も夢ではござらぬぞ。」


彦右衛門
 「その通り!もっと敬え、愚か者どもめ!」


俊丸
 「立ち直りが異様に早いデブ。」





彦右衛門
 「よっしゃ!これより背後にある一乗谷城を攻め撮るぞ!」


一乗谷城を西から望む

一乗谷城を西から望む

 標高473メートルの山に位置し、一の丸、二の丸、三の丸、千畳敷などの御殿群、曲輪群がある。昔の足軽は緊急時には15分で山頂まで駆け上ったそうである。結局一度も戦闘に使われないまま、織田の手に落ちてしまった。


章之進
 「あれ、彦右衛門様!こんな看板が!」


熊注意


俊丸
 「拙者の内偵では、春先は熊が出て危ないから、山登りは気をつけろと地元の人に言われたデブ。ま、城詰めの足軽は、緊急時には15分程で山上まで登るそうだから、熊に出会う確率もそう高くないデブよ。」


彦右衛門
 「………………。しょ、章之進(上ずった声で)!お主に手柄を与えてやろう。さっさと攻め撮って参れ!」


章之進
 「い、嫌ですよ!今さっきまで威勢のいいこと言ってたんだから、ご自分で行かれてはどうですか?私はこちらで彦右衛門様の勇姿を目に焼き付けておきとうござる。」


幸之助
 (なすりあいが始まったダニ。こんな危険な場所に行かされてはたまらんダニ。)
 コソコソコソ……。


義左衛門
 「ああ、幸之助!お主、どこへ行く気じゃ?まさか自分1人逃げる気ではあるまいな?」


幸之助
 ギクッ!
 「そ、そういう義左衛門殿こそ、ご自慢の知恵で攻め撮って参ってはいかがダニか?」



 こうして攻め撮りのなすりあいが半刻(1時間程)続き



彦右衛門
 「はい、攻め撮りは今回は断念しまっす!熊の出ない季節にまた攻め撮ることに致す!ま、朝倉軍も叩いたし、誰もおらんから大丈夫であろ。」


一同
 「誰も痛まぬ名御裁きにござりまする、へへー!」


彦右衛門
 「よし、今日はこれまで!一乗谷でゆっくり休んで鋭気を養うのじゃ!」


彦右衛門勢
 「エイエイオー!」





 その夜


俊丸
 「いやー、住民共がたくさん食糧を置いて逃げ出したお陰で、食べる物には事欠かないデブ。」


 モシャモシャハグハグ


俊丸
 「食った食ったと、後は寝るだけ………ググゥ。」


 パチパチ


俊丸
 「うーん、むにゃむにゃ、熱いデブ………ん?ああ!しまったデブ!また火の不始末をしでかしたデブ!!け、消せないデブ!ここは……。」


 俊丸は外に出て叫び始めた。


俊丸
 「朝倉方の残党が火を放ったデブ!方々、起きてすぐに退却をするデブ!火のまわりが異常に早いデブ!」





彦右衛門
 「おお!皆、退避致せ!火は下城戸の方からか!上城戸に向かって逃げるのじゃ!道理であっさり一乗谷を明け渡したと思うたら、こんな置き土産を考えておったとは!」


上城戸

上城戸 一乗谷の南側にあり下城戸と共に城ノ内を区画する


俊丸
 「今回はうまく騙せたデブ。一件落着!後は知らないデブっと!」





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