彦右衛門
「それ、かかれ、かかれい!一気に攻め撮るぞ!」


太鼓の丸の東側山麓には、江戸時代にここ周匝(すさい)の領主だった池田氏の居館があり、お茶屋敷と呼ばれていた。また近辺には、戦国時代の笹部氏の根古屋(城を守る家来の家)跡と推定される場所もある。
彦右衛門
「よし、太鼓の丸は落としたぞ!これより本丸へ攻め上る!」
笹部勘斎
「むう、太鼓の丸が落ちたか。しかし、この本丸は易々とは抜けんぞ!」
彦右衛門
「よし、正面より攻撃を開始せよ!一気に攻め撮るのじゃ!」



二の曲輪と本丸の間に位置し、本丸防衛の最後の拠点となる重要な曲輪。この曲輪の南に井戸があり、さらに南側には長さ100メートル近くある大竪堀が山腹に穿たれている。
幸之助
「水の手を撮ったダニ!これで本丸の兵どももなす術が無くなるダニ!」

章之進
「げっ!またもや竪堀……。しかし、今回は引っ掛からんぞ!竪堀は避けて攻め上れ!竪堀に入った兵は、落石に注意しながらゆるゆると進め!」

ご親切にもチェーンが張ってあり、100メートル下まで降りられる。しかし、このチェーンが殆ど意味をなさない程に、傾斜は急である(笑)。うっかり滑ると、身体が伸び切り、宙ブラリに近い姿勢になる。
笹部勘斎
「くっ!はや水の手も抑えられたか。これでは本丸も持たぬ。孤立する前に、二の丸へ撤退して今一度体勢を立て直すのじゃ!」
彦右衛門
「お、二の丸へ引き揚げていくぞ!それ今じゃ、本丸を乗っ撮れい!」

この登城口の手前にも大きな堀切が設けられている。山頂に易々とは近付けない仕組みが整えられていた。
俊丸
「くんくん、む、これは食料品の香りデブ!あの建物が臭いデブ!どらどら、おお、たくさんの食料品デブ。もうお腹空きまくりデブよ。早速頂いていくデブ!ムシャムシャ、モフモフ!」


長径約9メートル、短径約7メートルの楕円形で深さは4・5メートル。1・5メートル下に踊り場があり、さらに下に2・6×4・8メートルの底面がある。中からは、備前焼、陶磁器、鉄製品、永楽通宝などの古銭といった、室町中期の遺物が出土している。
人間の居住にも十分な空間があり、居住と貯蔵を兼ね備えた施設と推定されるとのこと。また、戦国時代の城郭でこのような遺構の発見例は珍しいそうである。
彦右衛門
「それ、天守も乗っ撮れ!」

現存する山城の特徴を取り入れて構築した模擬天守。実際にこのような天守閣が存在したわけではない。
彦右衛門
「よし、本丸の乗っ撮りは成功じゃ!笹部勘斎を追って、二の丸へ攻め入るぞ!」
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