日本の城  日本の城三星城 美作 十七の五
日本の城を写真にて攻め撮るのでござる。おかしな物語と共にいざゆかん戦国無双の城撮り名人の道!
日本の城を攻め撮れ!ー城撮り物語ー

彦右衛門
「さてさて、いかが致したものかのう。なかなかに手強き奴らじゃぞ。」


章之進
「ふっふ~ん、こうなったら拙者の出番にござるのう。」


義左衛門
「おお、何か良い策でも思いついたのか!」


章之進
「実は、美作岩屋城攻略の折に、近くで接収したカラクリ最終兵器がござってな。やっと完成して、お目見えできる次第となり申した。どうぞこちらへ来て見て下され!」


 一同が陣屋から出てみると、そこには巨大な箱があった。


章之進
「ジャカジャ~ン!開けよ!」


一同
「うおおおおおおっ!何じゃこれは!!」


ゼータ


ゼータ左


ゼータ右


章之進
「むっふっふ、これぞ我が秘伝のカラクリ攻城兵器、その名もゼータガンダムにござりまする!」


彦右衛門
「ほっほう、これはこれは、いつぞやは小さなモデルを作ることしかできんと、馬鹿にしてしもうたが、かほどに大きいものを作るとは思うてもみなんだ。」


義左衛門
「しかし、でかいのう……。こんなものが攻めて来たら城方も慌てるに違いない。」


幸之助
「どら、動かしてみるんダニ!」


章之進
「へ?これは動きまへんよ。」


彦右衛門
「は?動かない?」


俊丸
「それではどうやって攻めるデブか?」


章之進
「いや、城の前まで持っていったらビビるかなと……。あ、そうそう、傷つけられるのは嫌なんで、近くには持っていかんで下さいね。」


幸之助
「ちょっと待つダニ。武器は飛び道具を持っているダニか?」


章之進
 鼻くそほじほ~じ


「いや、なぁ~んにも持ってないよぅ。だから遠くからビビらせるのよ。後、こんなのが後ろにあると、味方も心強いっしょ?」


一同
「つ、使えねぇ~!」


章之進
「な、なんですとぅ!この素晴らしい逸品を使えないと!!」


一同
「当たり前じゃろが~い!」


章之進
「むむう、ゼータだけにゼータクな兵器になってしもうたかぁ!!」


一同
「ささっ、無視して攻め撮りの準備を致そうぞ!」


章之進隊の侍
「章之進様、えらい苦労して運んできたのに、全く無駄足でしたのう。」


章之進
「まあよいわ。我が隊も出陣の準備を致せ。ゼータガンダムは、これからも我が隊の守り神として戦場に持っていくぞ!」


章之進勢
「ええ~~~!?」


章之進
「うむ、皆も満足のようじゃな!」


章之進隊の侍
「明らかに不満顔なんすけど………。」






<久米の里 ゼータガンダム


 岡山県津山市の西、国道181号線沿いにある『道の駅・久米の里』にドカンと存在するこのゼータガンダムは、久米町宮部下在住の中元正一氏が、独力で7年の歳月をかけて設計・製造したものである。(章之進が作ったわけではない。あしからず。)


 美作岩屋城は、この181号線を久米の里から西に進んだ所にある。


 機体は鋼製の内部骨格、外装は繊維強化プラスチックを使用し、脚部には油圧シリンダーを組み込んでいる。


 コクピット内には人が乗り込み操作できるように、二足歩行型有人汎用機械として作られている。


 が、しかし、当然のごとく今のところは動かす事はできず、天井から吊り下げられた格好となっている。早く動き出す日が待ち遠しい。


 因みに、ガンダムファンならばザクをまず思い浮かべるところであるが、ザクは丸い部分が多く、加工が難しい。その為、ガンダムの中でも最も均整の取れた美しいゼータガンダムを選択されたようである。


 やはり恐るべし、ジオンのモビルスーツ製作技術!ジークジオン!!


 ところで、ゼータガンダムの形式番号は、MSZー006である。RXではない。MSはジオンのモビルスーツに付けられる形式番号であり、この点でジオンに近いガンダムと言うこともできよう。


 全高 7・0メートル

 全幅 3・5メートル

 重量 2トン

 乗員 1名


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